驚くほどシンプルで一生使える投資の極意 -実践編-

こんばんは。 小野氏です。

毎週1回という頻度ですらブログを書くことが若干しんどいなと思ってきているこの頃です。
ただ、気力が続く限りブログの更新を続けようかなと思っております。

今回は先週紹介した「驚くほどシンプルで一生使える投資の極意」の実践編として、
35歳(8年後)をリタイア時期としたときに、人的資産を含めたポートフォリオの現状を分析しようと思います。

先週のブログを読んでいない方は、
まずこちらからご確認いただけますと幸いです。

onosi-fire.hatenablog.jp

現状分析

金融資本と人的資本の二つに分け、分析を行っていきます。

金融資産のみを考慮したポートフォリオ

現在保有する金融資産を、
リスク性資産と無リスク資産の二つで分類してまとめたものが以下となります。

f:id:kugelmulai:20210314230515p:plain

現状の金融資産ポートフォリオだと、
大体無リスク資産資産とリスク資産が半々となっております。

年齢の割に若干保守的なポートフォリオな気もしますが、
過去の貯金を切り崩してリスク性資産を購入している段階なので、
このままリスク性資産の購入を続ければ問題ないように見えます。

人的資産を考慮したポートフォリオ

人的資本を考慮したポートフォリオを考える際に、 以下の仮定を置きます。

  • 人的資本の算出は、手取り収入から行う
  • 一年あたりの手取り収入は450万とする
    • 昨年度の実績より推測した値
  • 8年後にFIREを行うと仮定する

上述の仮定をおいて人的資産を計算し、
ポートフォリオに組み込むと、以下のようになります。

f:id:kugelmulai:20210314230523p:plain

金融資本だけを考えたときには50%程度あったリスク性資産の割合が、
10%程度までおちております。

上述のポートフォリオを見ると、
リスクを取らなすぎのように見えます。

今後の投資方針の変更

上述の分析の結果に基づくと、
リスク性資産を買い増した方がよいように見えます。

ただ以下の3点について、 疑問を抱いたので、それぞれ記載していきます。

無リスク資産の額・流動性を担保する必要があるのでは

上述の分析の結果だと、
現在保有している無リスク資産を
全額リスク資産に変えることが正解のように見えます。

しかし、ここには生活防衛資金という考え方も大事になってくると思います。

会社をクビになり再就職できなかった場合、
病気とかになって労働できなくなった場合、
全額リスク性資産に投資していると、
上述のようなもしものケースに対応できない可能性があります。

そのようなケースを想定して、
ある程度流動性の高い無リスク資産の形で保有しておくのがよいと考えております。

また財形貯蓄や積立年金などの
流動性が低い資産については、
再度保有割合を検討しようと思います。

人的資本が換金されるまでの間、リスク性資産の購入ができないのでは

人的資本はあくまで毎年の労働の対価として頂けるものなので、
前借をして現在投資する等の行為が出来ません。

こちらに関しては、レバレッジETFの採用を考えてみようと思います。

人的資本は本当に手に入るのか

私は現在の会社で減給なく給料を頂けるという仮定の元で、
シュミレーションを行っております。

上述の仮定は正しいのでしょうか。

私は本シュミレーションに関しては、
大きな問題はないかなと思います。

今回の分析では労働期間を8年間という期間に区切っているため、
会社と私の雇用については継続するのではないかなと思っております。

また会社がつぶれた場合でも、
エンジニアという職種の強みを活かして
他社に転職できる可能性も高いのではないかなと思っております。

まぁわからんけど(._.)

小野氏の感想

実際に自分の金融資産・人的資産を新たな視点で見れる
とてもいい機会だったと思います。

上述の分析の結果を元に、
主に以下の2点について再度投資方針を練り直したいと思います。

  1. リスク性資産の割合
  2. 無リスク資産の流動性

また、ライフサイクル投資術という名著には、
人的資本を考慮したポートフォリオの構築について記載がされております。

こちらの書籍を改めて読んだうえで、
レバレッジETFを採用するかを判断したいと考えております。

ということで今日はここまで。

ではまた(._.)

関連記事

今日紹介した考え方は上述の書籍に記載されていたものを参考としております。
本書籍はkindleのprime readingにも入っているので、
興味があれば是非読んでみてください。

また現状の投資方針は以下の記事を参照ください。

onosi-fire.hatenablog.jp

「驚くほどシンプルで一生使える投資の極意」を読んで思ったこと

こんばんは。 小野氏です。

先週のブログ記事を書いてから、
投資関連の書籍を何冊か読んでおります。

そのなかで以下の本で紹介されている考え方が、
自分にとって新鮮だったので紹介させていただきます。

Kindleのprime readingにも入っているので、
興味があれば是非読んでみてください。

驚くほどシンプルで一生使える投資の極意の概要

本書籍にはどのような事が記載されているのでしょうか?

amazonでは以下のように紹介されておりました。

★「お金を増やしたい! 」「無理なく貯めたい! 」ゼロからはじめる投資の入門書、わかりやすさNo1の決定版!
★「アフター・コロナ時代の資産運用」にも対応! 今こそ読みたい1冊!
★プロがこっそりやっている投資の全スキルが1冊に!

確かに上述の紹介文は本書を端的に表す言葉かもしれません。

しかし私は本書の魅力は別のところにあると思います。
それは日本人のための投資方針について記載されているであることです。

投資の名著は、その大半がアメリカにおける考え方・成功体験を記載したものとなっており、
その考え方を日本人がそのまま実践できるか、疑問が残るものが多かったです。

ただ本書は20年間にわたり世界を見てきた筆者から、
日本人のための投資手法をわかりやすくレクチャーしていただけるという点で、
自分の投資方針を改めて考え直すきっかけを与えてくれる本であると思います。

ということで、前置きはこんなもんにして書籍の中身について概要レベルで説明していきます。

(今回紹介するのは書籍の1章にあたる部分です。)

人的資産という考え方

本書ではポートフォリオを考えるうえで、
資産を大まかに人的資産・金融資産という二つに分けて考えております。

それぞれの定義は以下の通り。

用語 定義
金融資産 現金・預金、株式等のこと
人的資産 将来の見込み年収の現在価値

上述の定義だと人的資産が若干わかりづらいので、
簡単な計算例を以下に記載します。

例:将来の平均年収500万で30年働く場合の人的資産(年利3%)

お金には時間価値という考え方があります。
例えば年利3%で運用できると仮定した場合、
現在の1万円の価値は1年後の1万300円と等しいという考え方です。
また逆に考えると将来の1万円の現在価値は、1/(1.03)万円となります。

上述の考え方を応用し、
1年後~30年後までの収入を現在価値に割引したうえで足し合わせます。

(詳しい考え方は本ページを参考にしてください。)

上述の家庭で実際に計算してみると、 人的資産の価値は9800万円となります。

つまり年収500万円で30年間働くこと自体に、
現時点で、1億近くの価値があるということになります。

金融資産と人的資産のポートフォリオ

筆者は金融資産より人的資産の運用がはるかに効率的であるということを主張するとともに、
金融資産と人的資産の間でも分散投資することが必要であると主張しています。
つまり、人的資産で補えない箇所に自分の金融資産を投資するということです。

例えば、勤めている企業が100%日本国内で売り上げを立てている場合には、
人的資産は日本の景気動向の影響を大きく受けることになります。

また、筆者は上述のように人的資産に偏りが発生している場合に、
金融資産を用いてバランスをとることが必要であることを、
バブル期・平成時代のデータを用いながら定量的に説明しております。

資産分散のバランスに関する2つの観点

金融資産と人的資産のバランスを取る際に、
大きく以下のふたつの観点に基づきバランスを取ります

  1. 日本資産と海外資産の割合
    • 本で例示されていた目標は50:50
  2. 安定資産と成長資産の割合
    • 本で例示されていた目標は50:50
    • 人的資産は安定資産に含める

そのうえで、多くの日本人は日本資産・安定資産に集中投資をしているため 資産運用の方向性として以下の方針が必要であると述べております。

  1. 外資産を増やす
  2. 成長資産を増やす

本の紹介は、以上とさせていただきます。

小野氏の感想

人的資産という考え方を自分の投資方針に適用するべきであると痛感しました。

今までは金融資産だけでのポートフォリオのバランスを考えていたので、
人的資産という考え方をもちいて再度投資方針を練り直したいなと思っております。

また私のようにFIREを考えている場合、人的資本がより詳細に計算できるので、
そちらを基に現在のポートフォリオとFIRE後の理想のポートフォリオを考えてみるのも面白異かなと思います。
(またブログの記事にするかなと思います。)

ただ投資比率などは初心者向けという本もありそこまで詳細な記述がなかったので、 今後別の書籍も読みながら再考してみたい。

総合的に、新たな考え方に触れることができてとても面白かったです。
初心者向けではなく投資をしている人全員が一階は呼んだほうがいいんじゃないかなという気がしました。

ということで今日はここまで。

ではまた(._.)

関連記事

私の投資方針についてまとめた記事はこちら。

onosi-fire.hatenablog.jp

ボラティリティの高い相場でインデックス投資家がやるべきこと

こんばんは。 小野氏です。

前回の記事をたくさんの方に読んでいただけたようで、とても嬉しいです。

コメントやツイッターでご意見等頂けると、
ブログ更新のモチベーションにもなるので、
是非仲良くしていただけると嬉しいです。
(FIREを目指す友達が本当にほしいです。。。)

さて、今回は最近の値動きが激しい相場でインデックス投資家がやるべきだと思うことについて、
私の持論を述べさせていただきます。

月並みなことしか言わないので面白くないかもしれませんが、
私の考え方をストックする意味でも記事にさせていただきます。

今回は最近の値動きが激しい相場でインデックス投資家がやるべきこと

インデックス投資を行ううえで一番大事だと思うことは、
所期の目的がぶれないことだと思います。

相場の動きに惑わされ自分の投資方針がぶれてしまい、
その結果自分の目的が達成できない・収益が低下することは
何としても避けなければなりません。

それでは、ぶれないためには何をすればよいのでしょうか?

私はインデックス投資の名著を読み返すことが大事であると思います。

インデックス投資がなぜ効率的なのか。
インデックス投資がなぜ勝算の高い投資手法なのか。

そこに腹落ちするまで過去の偉人の考えを読み返すことが、
相場の動きに惑わされないために大事だと思います。

なので次回からのブログは、
インデックス投資に関する名著の中で私が感銘を受けたものを投稿していこうと思います。

別にブログのネタに困ってたわけではないです、ないです。。よ?(;^ω^)

ではまた(._.)

関連記事

私の投資方針についてまとめた記事はこちら。

onosi-fire.hatenablog.jp

セミリタイアを目標にした投資方針

こんばんは。 小野氏です。

前回アップロードした自己紹介記事のアクセス数が5ということで、
若干ブログのモチベが下がっておりましたが、
資産形成に関する自分の考え方をストックするためにブログの投稿は続けていきたいと思います。

さて、今回は現在の私の投資方針について記載いたします。
投資方針については、このバブルとも思える状況下で私の中でもぶれ始めているところなので、
現状のものについてまとめておきたいと思います。

投資方針概略

以下に表形式にしてまとめております。

項目
投資目標 35歳までにリスク資産3000万
購入金額 毎月20万円程度
目標利回り リスク資産の部分で7%
リスク資産投資先() インデックスファンドを以下の割合で購入
先進国60%
新興国30%
国内REIT5%
先進国REIT5%
リバランスタイミング 年2回(6月、12月)
証券会社 SBI証券
楽天証券

:具体的な投資銘柄については後述

投資目標

投資の目標としては35歳までにリスク資産を3000万円としております。

こちらについてはFIRE後の生活をイメージしきれていないので、暫定的な目標です。
(月10万円程度で生活すると仮定したうえで、毎年4%取り崩すと考えた場合の値)

目指すFIRE像が固まってくれば、おのずと金額も変わってくるかなと思います。

購入金額

毎月20万円程度をドルコスト平均法で投資しております。

投資を始めるまでの資産形成は、
主に財形貯蓄や積立年金などの貯金で行っていたので、
取り崩しながらリスク資産の購入を進めて状況です。

ただ、昨今の右肩上がりの相場でドルコスト平均法でこのまま購入していっていいのか。。。( ゚Д゚)
最近の悩みの種はもっぱらここです。

目標利回り

目標利回りは目標金額から逆算して、
リスク資産部分について7%とおいてます。

積立金額・運用期間から目標利回りを逆算を行う際には、
つみたてシミュレーションを活用しました。

上述のサイトで計算ししたところ、35歳までに3000万を達成するためには、
大体7%超の利回りが必要になると判断しました。

f:id:kugelmulai:20210223214048p:plain

リスク資産投資先

リスク資産はインデックスファンドへの投資を行っております。
具体的には、以下の銘柄を購入しております。

項目 割合 購入商品
先進国株式 60% ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
One-たわらノーロード 先進国株式
三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
新興国株式 30% 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
SBISBI新興国株式インデックス・ファンド
国内REIT 5% 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 国内リートインデックス
先進国REIT 5% 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 先進国リートインデックス

先進国株式を資産形成の中心にすえつつ、
新興国株式の成長やREITの高収益を取り込みたいという考えで、
上記の割合にしました。

myIndexで計算すると、
過去の実績で大体7.4%の利回りがあるようですので、
目標利回りを達成しております。

f:id:kugelmulai:20210223214106p:plain

リバランスタイミング

6月、12月の年2回リバランスしております。
ボーナスが入った際に、ノーセルリバランスを行う形です。

証券会社

以下の二つの証券会社を利用しております。

それぞれ投資信託保有ポイントを魅力と考えております。

また楽天証券については、楽天カードで月5万円分まで投資信託の購入することができ、
その購入分については1%のポイントが還元されるという大盤振る舞い!!

年利7%の運用で考えているので、購入するだけで1%のポイントがつくのはうれしいですね。

最後に

以上、私の投資方針についてざっくりとまとめました。
みなさまのご意見をいただきながらよりいい方針に変更していきたいので、
ブログ上でのコメントやツイッターからのリプライを頂けると幸いです。

では、また!!(._.)

自己紹介

はじめまして。
小野氏と申します。

現在30代でのFIREを目指して、主に投資・節約を行っております。
本ブログでは、私の資産形成に関する考え方などを定期的に発信できればいいなと考えております。

もしご興味のある方は、ご購読よろしくお願いいたします。

また、本ブログではFIREに関する私の見解を記載していきます。
皆様の意見もコメントとしてうかがえますと幸いです。

 

以下詳細な自己紹介。。。
 

概要

  • 年齢:27歳。社会人4年目
  • 職業:エンジニアです。収入増加のため転職も視野
  • 年収:500万程度

投資

  • 投資歴:4年程度
  • 投資の目標:35歳で経済的自由を得る
  • 投資方針:毎月20万円程度の積立投資
  • 投資対象:投資信託(先進国60%、新興国30%、国内REIT5%、先進国REIT5%)
  • 資産規模:750万円程度(投資:450万程度、貯金:350万程度)

節約

  • 節約の目標:変動費を月5万円程度に抑える
  • 節約の手法:クーポン、ポイ活